伊那谷の風景×something

伊那谷の風景づくり補助金

看板の撤去、統一化を補助する制度がはじまりました。

小黒川スマートIC出口 景観保全のお願い

2017年9月末、伊那市西町に「小黒川スマートインターチェンジ」が開通します。そしてこの写真は、出口の風景をシミュレーションしたものです。

2つのアルプスに抱かれた伊那谷の玄関口となるこの場を、「日本一、自然景観に調和したインター」として、世界中から伊那谷に訪れるお客様をお迎えするにふさわしい風景にしたい。また子どもたちに、誇りある伊那谷の風景として守り、残していきたいと、私たちは本気で考えています。

この場所は、屋外広告物条例等の関係法令で看板掲出が禁止された場所ではありません。それゆえ、実現のためには行政が規制するルールだけではなく、伊那谷に暮らす私たちのマナーとして、一歩、踏み込まなくてはなりません。またそのためには、看板の掲出主である企業や商店主の皆様、地権者様をはじめとする地域の皆様、看板事業者様など、様々な立場の皆様のご理解とご協力が欠かせません。

この場所に広告や案内看板をたてないことをお願いするとともに、必要な誘導サインをご掲出される際には、伊那市が参加する三風の会が策定する「三風モデルデザインマニュアル」に沿った集合サイン形式での掲出をご検討いただきますよう、お願い申し上げます。

平成29年8月 三風の会

「伊那谷風土記街道」で伊那谷周遊バスを試験運航中

8月1日~8月27日

この風景を後世に残していきたいとして三風の会が名付けた「伊那谷風土記街道」で、観光バスの試験運航を実施しています。

実は地元で暮らす私たちにとっても待望の、上伊那縦断バスです。

この季節はトウモロコシ畑と南アルプスのシークエンスを楽しめます。

伊那谷玄関口の風景トークセッション

2016年夏、駒ヶ根高原で看板と風景をテーマにしたアンケート調査を実施しました。
その結果を報告するとともに、伊那谷の風景について考えました。

伊那谷オープンカフェproject 辰野町 川島

箕輪町の下古田地区で始めたオープンカフェ。

話を聞きつけて、辰野町でもやってくれないか、という話を頂きました。

候補地として案内されたのは、草ぼうぼうの資材置き場。対岸から緑が迫ってくる、川沿いの空き地です。

依頼をくれたのは、地元の新聞社、共和堂さん。草地の奥には小横川が流れ、整備をすればいい場所だと思って手に入れたそうです。うん、たしかに。スタッフみんなで、この場所をどう生かそうか、考えます。

この場所の最大の魅力は何だろう。遠景は望めないものの、谷の地形の中で、迫りくるような緑と、その下をゆるやかに流れていく小横川。十分泳げる水量ときれいさ。水辺のカフェで考えてみようということになりました。共和堂さんにもご参加いただき、膝丈ほどの草をみんなで刈り払い、熊手で寄せていきます。

奥が手を付けていない部分。手前が借り払った後です。足元は、場の印象を決めるかなり大きな要素だという事が、このあたりからわかってきました。朝刊を配達してそのまま参加して頂いた共和堂のスタッフの方、朝ご飯を持ってきてくれた方。今更ですが、松茸ご飯おにぎり、すごく美味しかったです。

そして迎えた当日。地元の人でも分かりにい場所で、どの位お客さんが集まるか心配でしたが、新聞にチラシ折り込んでくれたこともあり、100人を超えるお客さんが来てくれました。

主に大人を想定していたのですが、赤ちゃん連れのご家族にもずいぶん来ていただきました。

地元でハープを演奏する、原田さん。

ヨガ教室も開かれました。

foodも充実していました。本格カレーを出してくれた彼は、このあと北海道で店をオープンします。このほか、ホットサンド、48”ヨーグルト、かき氷、パン、ドラム缶ピザなども。

今回一番いい席はここ。やるなぁ。川の中に席を作って楽しんでいました。

地域の名水、徳本水。今回のカフェメニューには、このお水を使いました。

楽しい一日でした。

後日、8月30日付け信濃毎日新聞に、私たちの取組に対する感想と思われる投稿がありました。 辰野のオープンカフェを、とても楽しんで頂けたようです。
うれしい投稿でした。
少し長いですが、ご紹介します。

「緑の中のカフェ 気分がゆったり」
先日、一日だけのオープンカフェが誕生しました。いつも歩いて通る場所ですが、草が茂って静かで何の感動もないところでした。ところが行ってみると草を刈って広くなり、初秋の太陽がさんさんと照り、広い空間には丸いテーブル、椅子、日よけの傘など準備が整っていてわくわくしました。
お店もあちこち出て、子供連れの人や遠くからみえた人、村の人などだんだんにぎやかになってきました。すぐ下には清流が流れ、木々の緑がさんさんと太陽の光を受けて輝いています。岩もあり、クマザサもさわさわと美しく、フジづるやその他、木々もいっぱいあり、川からの眺めはまるで奥山に行ったようです。
じっくりと自然を眺めながら飲んだ一杯のコーヒーのおいしこと、つくづく幸せを感じました。上伊那有志の団体が身近な自然を再認識してもらいたい、と計画したそうですが、本当にいいことで感動しました。
皆さんの苦労は大変なことでしょうが、自然が好きな私には最高でした。久しぶりにゆったりした気分になり、体が軽くなりました。本当にありがとうございました。 上伊那郡 唐沢孝子(主婦81)

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