風景×オープンカフェ ”伊那谷オープンカフェproject”


伊那谷は、中央・南と2つのアルプスに挟まれた谷です。

そのため、谷の中からはどこからでもアルプスの山並みを眺める事ができます。3000メートル級の山脈を「2つ」常時眺められる、ここ以外では聞いたことがありません。壮大な山岳景観にひかれ、移り住む人も少なくありません。

一方、昔から暮らし続ける人には当たり前の風景です。「ここには何もない」と、言う人も少なくありません。この景色という資源をどう楽しみ、再認識してもらうか。

そこで、風景を楽しむ「場」を作ることにしました。

意外にも、伊那谷で車を止めて風景を楽しめる場所は多くありません。そこで、少し手を入れれば「いい風景」が楽しめる場所を見つけては、草刈り、薮払いなどの整備をし、そこで半日限りのオープンカフェを開く取り組みをしています。

名付けて、「伊那谷オープンカフェproject」。

【箕輪町 下古田区の展望台にて】

地元の人に地元の良さを知ってもらいたい。そのためには、まず訪れてもらう理由が必要です。そこで、質の高いカフェ空間をつくることにしました。一杯一杯ドリップしたコーヒーを、紙コップでなくカップ&ソーサーで提供し、空間はパラソルとゆったりした籐椅子、きちんとクロスをかけたテーブルに白シャツにエプロンのスタッフ。座ったお客様の目線の先には、雄大な南アルプス。

地元に回覧板中心で告知し始めましたが、結局下古田では半日で200人近い来場者がありました。地元の人が来場者に、「いいところだら」と話していたのが一番嬉しかったですね。これからもいい場所を見つけては、続けていこうと思っています。

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